​アトリエひこ

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南国の鳥

久田あず紗

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楽しかった頃

久田あず紗

久田 あず紗さん/アトリエひこ

1)何でも使いこなし、独自の技法を編み出す。何かを見てというよりほとんど即興で絵が出来上がっていく。物語も付随して作られることもある。

4)心身ともに安心できる環境の一言につきる。「絵を描くとスッキリした気持ちになる」という時もあれば、「絵に没頭しすぎて、世界に入ったら出られへん」という時もある。その日の気分で画材や支持体を自分で決めて取り組み、心身が欲していることを素直に描く。気分の優れない時はクレパスで色彩構成をやったり、自身で混乱を整えていっているように見受けられる。数年に1度のてんかん発作もこれまで絶妙のタイミングと場所で起こっており本人を護ってくれていると感じる。描くことはかけがえのない友だちであり、自己免疫力でもあると思う。

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​メロン

​茶谷節子

お花

​茶谷節子

ヒヤシンス

​茶谷節子

茶谷 節子さん/アトリエひこ

  • 油彩、水彩、クレパス、カラーインク等色を重ねていける画材。粘り強く、細かい作業も最後まで根気よくやり遂げ、点描で大画面をものともせず埋めていく

  • 動く左手だけで何でも一人でこなし、頑張り屋さんで養護学校卒業後はクリーニング工場で働いた。花や動物が多く描かれ、様々な困難を疑うことなく乗り越えてきた茶谷の絵はいつも多幸感であふれている。魂詰めすぎると発作が起きることもあるので、様子を見ながら切り上げたり休憩したり歌をうたったりしている。アトリエには養護学校時代の同級生が居り子どもの頃に戻ってリラックスしているのではないかと思う。現在の茶谷にとって絵を描くことは母親への供養なのかもしれない。

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青色

稲留武史

黒ヒョウ

稲留武史

稲留 武史さん/アトリエひこ

  • 色を塗ること。クレパス、マーカー、絵の具、何でも。粘土と水に戯れることも大好き。とにかく色感が素晴らしい。

  • 描き出したら完成するまで絶対に止めない。途中でいったん終わってまた来週続きを描くということをしないので、お迎えのヘルパーさんに2時間以上待ってもらったり、遅くなってアトリエで晩ご飯を食べてから帰ることもあった。そのため完成するまでにかかるであろう時間を予測するわけだが、当然ながらなかなか周囲の予想通りにはいかない。やって来た時に険しい表情をしていたり、気になることがあってそわそわ落ち着かなかったりしても、色塗りを始めると集中し、いつも完成時にはニコニコ顔になっている。

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父さんと私とお母さん

久田奈津紀

久田 奈津紀さん/アトリエひこ

  • 木炭、パステル、クレパス、マーカー、アクリル絵の具など線描きのできる画材。芯の強いものを持っていて、渦や螺旋のストロークの中に言葉にできないその時々の心情が吐露されているようだ。

  • アトリエに参加した当初、高校生の頃はじーっと止まっている時間が多かったが、ここ20年間で少しずつほぐれてうつむいていた頭が上がり、表情も明るくなった。一色で描くか全色順番に使うかだったのが、明確に色を選んで使うようになった。ストロークのスピードは格段に早くなり、多作になってきている。動きが止まっている時は何か訴えたい時なので、そこでいかに誠実に彼女の気持ちを汲み取ることができるかいつも試されている。